腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち (中公新書ラクレ)
- 作者: 杉浦由美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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- 作者: 杉浦由美子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2006/03/16
- メディア: 単行本
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らぶたん―腐女子のための基礎知識 (A‐KIBA Books Lab)
- 作者: らぶたん製作委員会
- 出版社/メーカー: サンデー社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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これを見ると、なにやら「腐女子」関連本が今年(2006年)にはいってから立て続けに出されているようです。そこで「腐女子って何?」と思って、wikipediaを調べてみると、どうもいくつか使用方法があるようです。適当にまとめてみると
最後の『鋼の錬金術師』については、「何であれが女性に人気が?」と思っていたら、こういう感じで同人化されているようです*1。
http://hagaren.ocean-x.com/hagaren/
これを見る限りでは、鎧のアルフォンスはいないことにされているような…。もちろんこのようなゲームが出ているからといって、『鋼の錬金術師』の読者に女性が多いとは言い切れません。また、女性読者の多くがこのゲームから読み取れるような好みでこの漫画を応援しているとも言えないわけです。
話を「腐女子」に戻すと、そもそもこの言葉自体が字面からして侮蔑的なような響きを持っているような気もするので*2、何か他の用語を用いる必要があります…よね。でも自ら率先して「腐女子」を名乗っている人もネット上にはちらほらいます。本人が自分に対して使う分には何の問題もないのですが。
朝日新聞の書評コーナーでの上記杉浦本に対するコメントは
杉浦由美子著『腐女子化する世界』 「腐女子」とは、男同士の恋愛物語にはまる女オタク。彼女らが物語に求めるのは「自分探し」ではなく「自分忘れ」だと著者は指摘する。背景には、男社会の視線に基づく競争を降りる女性の増加や、格差の定着で「キャリアか家庭か」という選択肢が無効になったことがあるとする。(中公新書ラクレ・756円)
となっています。でもどうもしっくりこないなぁ。
*1:キャッシュとしてhttp://megalodon.jp/?url=http://hagaren.ocean-x.com/hagaren/%23info&date=20061123013725に保存しておきます。
*2:ただ発生源としては「この呼び名は『腐女子』自身が自嘲の意味を込めて言い始めた言葉」らしい(Wikipediaより)。