prokoptonさんの日記に驚愕の記述が。
ところで今私の手許には、研究室を引き継ぐときに訳者の友人だという前任者の方から譲り受けた、リウィウスの全訳(!)がある。
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第一冊―議会政治とリーダーシップ―(秋田印刷製本株式会社、2002)[第1〜5巻]
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第二冊―イタリア統一への道―(秋田印刷製本株式会社、2003)[第6〜10巻]
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第三冊―ハンニバル戦争(前)―(秋田印刷製本株式会社、2003)[第21〜25巻]
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第四冊―ハンニバル戦争(後)―(秋田印刷製本株式会社、2004)[第26〜30巻]
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第五冊―地中海世界の制覇(前)―(秋田印刷製本株式会社、2006)[第31〜38巻]
- ティトゥス・リヴィウス/北村良和訳『ローマ史』第六冊―地中海世界の制覇(後)―(秋田印刷製本株式会社、2007)[第39〜45巻]
訳者はもともと中国哲学の専門家だが、ローマ史に入れ込んでラテン語を学び、ついにはリウィウスを全訳してしまったと聞いている。(強調引用者)
ええええ。リウィウスに全訳ってあるんですか!?>prokoptonさん
鈴木一州氏が『神戸大学教養部紀要』に掲載した第5巻までの訳しかないものだとばかり思っていました(ちなみに今回岩波文庫に入ったのはこの鈴木氏の翻訳です)。
しかしこの全訳、アマゾンでは買えないみたいです。いや、アマゾンどころか国会図書館にもないし、秋田大学の図書館にもありません!