中山恒夫、『古典ラテン語文典』、白水社。

 中山氏が古典ラテン語についての新しい文法書と講読書を出すようです。

 初級から上級まで全てをカバーする決定版!

 西洋諸学の礎を成す古典ラテン語の包括的な文法書。初級篇・中級篇・上級篇・付録の4部構成。上級篇ではキケロなどの原文を邦訳付で読む。文例に表れる全語彙を収録した単語集付。

白水社 - 中山恒夫、古典ラテン語文典

 500ページという大部の作品です。松平千秋氏と国原吉之助氏による『新ラテン文法』が480ページなので、それよりすこしだけ分厚いことになりますね。中山氏が編集主任となって白水社から出すことになっている辞典の方にも期待です。あまり原稿が集まっていないという悲しい話も聞きますが…。