ビュフォン、地図製作、コールリッジ

 紀伊国屋書店から書籍紹介メールが届きました。気になったものをいくつか紹介します。

 生誕300年を記念してビュフォン(Georges-Louis Lucrerc Buffon, 1707-88)全集の刊行が開始されます。

 フランスの博物学者ビュフォン(1707-1788年)は、出版史に残るベストセラー『博物誌』で今日に残る博物学の強固な基礎を築き、知と分類の歴史に大きく名を刻んでいます。

 もっとも、ビュフォンの著作集の試みは、最前のものでも19世紀末に遡り、到底、現下の科学的著作集の基準に合致するものではありません。

 ビュフォン生誕300周年を迎えた本年、仏シャンピオン社が全36巻にて刊行を開始した全集は、ビュフォンの印刷された全ての著作を体系的に集成し、後世の研究に役立てるものです。

 全36巻の全集を1年に2冊ずつ刊行する予定らしいですから、完結するのは18年後になりますね。

 日本語では

地図の歴史 世界篇 (講談社現代新書)

地図の歴史 世界篇 (講談社現代新書)

が基本書でしょうか。

 コールリッジに関心を寄せる人がいればどうぞ。