新プラトン主義とリプシウス - 新刊紹介

 斜塔堂さんの日記で紹介されています。

  • S. Burgio, ユストゥス・リプシウスの思想におけるフィチーノ的諸相
  • G. Paganini, 「死すべき神」の起源 - ホッブス、リプシウス、ヘルメス文書

 リプシウスを扱った論文が二本収録されているようです。

 二本目のパガニーニのものは、『ヘルメス文書』 10.25にある次の文章の解釈を扱ったものだと思います。

したがってわれわれは大胆にも以下のように言わなければならない。すなわち地上の人間は死すべき神であるのにたいして、天の神は不死なる人間なのだと。