William R. Newman, "The Chemical Revolution and its Chymical Antecedents," Early Science and Medicine 13 (2008): 171-191.
下記の2つの著作への書評です。
- 作者: Ursula Klein,Wolfgang Lefèvre
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2007/03/02
- メディア: ハードカバー
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- 作者: Mi Gyung Kim
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: ハードカバー
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エッセイレビューということで、少しくらいはほめるのかと思いきや、論考のほぼ全体が辛辣な批判で埋め尽くされていて驚きました。
ラボアジエを重要視しすぎる化学史の歴史記述のあり方を修正するために、議論の力点を18世紀後半から前半に移した結果、今度はそれ以前にあった錬金術の伝統がないがしろにされてしまっている。これがニューマン氏の批判の要点です。