最近読んだ東野,伊坂作品+α

 最近更新が止まっているのは,別に世界から消滅してしまったからではなくて,単純にここに書くべきことがないからです.といっても,あんまりにも放っておくのも何なので,今日は最近暇つぶしに読んだ東野圭吾伊坂幸太郎の本を紹介していこうかなと思います.

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 天才物理学者と天才数学者の頭脳対決!

 ということでなぜかこの年になっても男たちのあいだに熱い友情が通っていて,そりゃねぇよと思うと同時に,そこが人気の秘密なんだな(と友人が言ってた).

 トリックとしては無理がある気がする.

悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

 これはおもしろかったです.おすすめ.たった一つの形容詞の使い方でこうまで人の印象というものが操作できるのかと感心しました.

秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)

 妻が突然娘に.何を言っているのか分からないと思いますけどそういう話です.ちゃんと文学している気がする.

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

 お洒落な青春小説.それだけ.でもそれでいいじゃないか!

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 濃厚な兄弟愛小説でちょっと….話の構成としてもまだ習作の段階という印象を受けました.上の『ゴールデンスランバー』の方が完成度が高いと思います.

[おまけ]

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

 これはつまらなかった.なぜこのミス一位なのか謎.同じタイプのトリックを用いたものなら,まだ『葉桜の季節に君を想うということ』の方が読める.