ケンブリッジ版エピクロス主義必携

The Cambridge Companion to Epicureanism (Cambridge Companions to Philosophy)

The Cambridge Companion to Epicureanism (Cambridge Companions to Philosophy)

 ケンブリッジコンパニオンのシリーズでエピクロス主義を扱ったものが出たそうです。7月に発売なので出来立てですね。

 最近はこの手の教科書的な本が次々と出されますね。ケンブリッジコンパニオンと並んで、ブラックウェルやブリルのコンパニオンシリーズとかオックスフォードハンドブックとかが次々と出されています。

 こんなにたくさん入門書が出る一番の理由は売れるからというだと思います。その他の理由としては、英語だけを使って研究がすすめられるように、過去の研究史を整理して提示してくれるものが欲しいという要望があるのでしょう。

 英語だけを使って研究するという流れはたぶんこれからもとどまることはないんじゃないでしょうか。おそらく母語、英語、自分が扱う資料の言語の3つだけを見ればそれでいいや、というような流れが形成されていくと思います。

 本題に戻ってエピクロス関係というと、bibliotheca hermetica経由のものとして次のような著作の情報も。

WILSON : EPICUREANISM

WILSON : EPICUREANISM