東野圭吾『新参者』『どちらかが彼女を殺した』;小林多喜二『蟹工船』

 移動中の電車の中などで次の本を読みました。

新参者

新参者

 いまいち盛り上がりに欠けます。この場所を舞台にこれからも続編を書いていけばバルザック的になっていく気がしないでもないのですけど。

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

 これは面白かったです。単純な推理小説の構図で本格的なものを書いたのかと思いきや、実は一ひねり加えられています。『私が彼女を殺した』も読もうかな。

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

 話題の『蟹工船』を再読。おもしろくなかった。