結論の書き方

 id:Freitagさんが二冊目の本の結論部の執筆に取り掛かるということもあって、ニューマンの『原子と錬金術』の結論部を読んでみました。従来の研究の不備の指摘からはじまり、その不備を埋めることで得られる知見を内的・外的歴史、あるいは科学革命といった議論の対象となりやすいトピックに関連させています。そして仕上げとしてより後の時代へと目を向けることで、自分の研究がさらにどのような方向へと発展させるべきかの示唆を行っています。あ、いや若干論述は前後するかな。でもとにかくこれらのことが高密度に詰め込まれた形で記述されています。いささか攻撃的すぎますけど、やはり一つの見本となる書き方ですね。