『科学史研究』第49巻、No. 254目次

 『科学史研究』の最新号が届きました。内容は以下の通りです。

論文

  • 19世紀後半の舶用ボイラ発達における鋼の重要性について
    • 小林学
  • 延喜式』「図書寮」の造紙諸条から見た古代製紙技術の考察
    • 小林良生・浜谷康郎
  • 検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」:有機水銀説あいまい化経過再考
    • 中野浩

科学史入門

  • 書誌情報技術標準化へのあゆみ

アゴ

  • 2009年地惑連合『地球科学史・地球科学論』セッション報告
    • 矢島道子、山田俊弘
  • 蔵書印からたどる史料の遍歴

紹介
学会消息

 紹介欄には有賀暢迪さんによる以下の2冊の本に対する書評があります。後者についてはともかく、前者の武田さんの本については力学史の専門家としてより踏み込んだ評価をしてほしかった。

デカルトの運動論―数学・自然学・形而上学

デカルトの運動論―数学・自然学・形而上学

『百科全書』と世界図絵

『百科全書』と世界図絵