住田朋久氏渾身の書評遂に出版される

  • 住田朋久、「書評:梶雅範他編、『科学・技術の現場と社会をつなぐ:科学技術コミュニケーション入門』」、『化学史研究』、第37巻、2010年、79-80頁。

 住田朋久さん(id:sumidatomohisa)渾身の書評がついに出版されました。書評対象となっているのは以下の本です。

科学技術コミュニケーション入門―科学・技術の現場と社会をつなぐ

科学技術コミュニケーション入門―科学・技術の現場と社会をつなぐ

14人の研究者が考える科学技術コミュニケーションの多様な側面に触れることのできる充実の一冊である。

問題点を挙げるとするならば、まず、執筆者が多様で本書全体の統一的な方向性が見えにくいということが挙げられる。特に歴史的背景の記述では、梶氏が日本の事例を掘り起こそうとしている一方、9章(野原氏、マイケル・ノートン氏)では英国など欧州由来の科学技術コミュニケーションに終始している。

 「まず」と問題点を挙げておきながら、なんと二番目以降がないという変な構成になっております。

 それはともかく住田さんによるこの書評への補遺は

となっております。

 皆さん是非ご一読を。