今日は朝から研究室でベイコン特集号に寄稿予定の人の草稿のチェックを行いました。結果として独自に書いてもらった部分については大幅な直しをしてもらうことになりました。基本的には
- 繰り返しを避け
- くどい表現を簡潔にし
- 筋を直線的にする
の三つの作業を繰り返しているだけです。逆にこの三つが守られているなら、執筆者の言いたいことの内容には手をつけません。もちろん内容に明らかな問題があるときはその旨伝えて議論をするのですけどね。
しかし筋がおかしい文章を書く人はそのことに無自覚なので、そのことに気がつかせるのに多大な時間がかかります。筋が悪い文章の並びを前にして何か変だな、と思うことができる力というのはどうやって身につけられるのでしょうか。ある人とない人の落差が激しいとまわりを見ていて感じます。