フラカストロとスカリゲル

 今日はグラントの著作を消化したあとは、フラカストロの『事物の共感と反感について』を調べました。予想したよりもスカリゲルは大きくフラカストロに依存しているようです。おそらく彼は真空について書く際にアヴェロエスとフラカストロを目の前に置いていたのでしょう。ただしロジャー・ベイコン以来の概念も利用しているので、この二つ以外にも何かを利用していたはずです。