リヴァイアサン読書会第2回

Leviathan and the Air Pump: Hobbes, Boyle, and the Experimental Life

Leviathan and the Air Pump: Hobbes, Boyle, and the Experimental Life

 生命科学を専攻する人も交えて、すでに古典となった『リヴァイアサンと空気ポンプ』を検討する会を開いています。今日はその第2回ということでホッブズを扱った第3章と第4章を扱いました。案の定、ホッブズが『リヴァイアサン』のなかで政治的理由からしりぞけている「incorporeal substance」の範疇に真空は含まれるのかという点をめぐって議論が沸騰しました。これはすでにライエンホルストが指摘している問題点です。やはり『リヴァイアサンと空気ポンプ』はボイル、ホッブズ研究としてはその根本において失敗したものという評価が下されるのでしょうか。次回は6月20日月曜日に開催です。