16, 17世紀の霊魂論

Anthropologien: Genese Und Konfiguration Einer, Wissenschaft Vom Menschen in Der Fruhen Neuzeit (Historia Hermeneutica Series Studia)

　『人間学』という謎めいた表題がつけられていますけど、中身は16世紀から17世紀にかけての霊魂論を中心とした自然哲学の展開を追ったものです。下記で目次とイントロを読むことができます（PDF注意）。

• http://www.e-cademic.de/data/ebooks/extracts/9783110202250.pdf?junixx_session=df6ca4731076869bd63eaa37921e764e

　目次を見る限りでは16世紀から17世紀までをイタリアとドイツを中心に扱っており、しかも通常は注目されることの少ない思想家を掘り出し、その著作の分析を行っています。

　しかし16世紀以降の霊魂論研究は静かなブームを迎えているようです。目にとまった限りでも次のようなモノグラフが出されています。

• Fernando Vidal, Les sciences de l'âme, XVIe-XVIIIe siècle (Paris, Champion, 2006).

• Tobias Cheung, Res vivens: Agentenmodelle organishcer Ordnung 1600-1800 (Freiburg: Rombach, 2008).

De Anima: Die Rezeption Der Aristotelischen Psychologie Im 16. Und 17. Jahrhundert (Bochumer Studien Zur Philosophie)