- 作者: Paul J. J. M. Bakker,Sander W. de Boer,Cees Leijenhorst
- 出版社/メーカー: Brill Academic Pub
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- Nancy G. Siraisi, "Psychology in Some Sixteenth- and Early Seventeenth-Century General Works on Medicine," Psychology and Other Disciplines: A Case of Cross-Disciplinary Interaction (1250-1750), ed. Paul J.J.M. Bakker, Sander W. de Boer, and Cees Leijenhorst (Leiden: Brill, 2012), 325-343.
16世紀に書かれた四つの大部の医学教科書をとりあげ、それぞれが霊魂をいかに扱っているかを検証した論文である。天界と霊魂の関係を詳細に論じたフェルネル、天界に大きな関心をはらわず、霊魂の能力は脳全体に宿っているとしたフックス、いや霊魂の能力は脳の各部位に宿っているという伝統的理論を経験に基づいて支持したGirolamo Mercuriale、理論的議論を回避し体系的な分類システムをつくろうとしたフェリックス・プラッターといった四名が主題となっている。