リプシウスとガッサンディ その2

H 『これは潜在的に良い問題だと思いますし、大きなリアクションが来たので僕も嬉しいです。ガッサンディが直接にキケロを使ったにしても、リプシウス経由の 解釈(プラトン主義に感染したストア哲学)をヒントにしていることもあるだろうと予測しています。個人的には『神々の本性について』に関連あるテーマに 絞ったら良いのではないか?と思っています。Sassen は持っていますので、必要でしたら又コピーしましょう。Physiologia のテクストのコピー出来るようなら教えて下さい。』

>Hさん

 ありがとうございます。
 『神々の本性』の使い方から二人の関係を探ることができるかもしれないとのこと。なるほど、確かにそうですね!(どうでもいいのですけど)卒論でもラムスへの『神々の本性』の影響を扱ったので、個人的にとても興味がある方向です。
 ガッサンディが『神々の本性』を積極的に使っている箇所として一番初めに思いつくのは摂理の問題ですね。あと確か自然学の最初の方でも使っていたような…。〔追記:原因論ですね。失念していました…。〕
 その他にもセネカの使い方とかで何か関連性が見つかるかもしれませんね。
 とりあえず『不動性について』、『概要』、『自然学』の3つについて、全集からコピーを取ることができるかどうか来週調べてみることにします。東洋大学に行けばできるはずです。
 コピーが取れたらお知らせします。たぶんスキャンしてここで公開してしまうと思います。
 とにかくテキストが手に入ったらできる限り調べてみたいのでよろしくお願いします