トマスの三位一体論

The Trinitarian Theology of St Thomas Aquinas

　トマスの三位一体論を分かりやすく解説した本。元はフランス語です。とりあえず、アベラールがプラトンによって三位一体の教義が把握されていたと考えていたことが分かりました（22頁）。

• Petrus Abaelardus, Theologia 'summi boni'; Theologia 'scholarium', Corpus Christianorum - Continuatio mediaevalis 13, ed. E.M. Buytaert and C.J. Mews. Turnhout: Brepols, 1987.

　ちなみにトマス自身は、三位一体を論じる際にアリストテレスのカテゴリーを使用するものの、アリストテレス自身から三位一体の教義を引き出そうとはしないようです。