Van Melsenとリュティーの研究、および自分で調べた結果、スカリゲルがminima naturaliaについて論じているのは次の箇所であることが分かりました。
- ex. 4, sec. 1 (fol. 4v)
- 13.1 ()
- 16.1 (33r)
- 16.5 (35r)
- 20.1 ()
- 24.2 (52v)
- 39.1 (66r)
- 80.1 (125r)
- 82.1 (131r)
- 98.5 (139v)
- 101.1 ()
- 101.9 (147v)
- 101.10 (147v)
- 102.2 ()
- 104.20 (165v)
- 245.2 (313v)
- 283.1 ()
- 283.2 ()
- 298.5 (370v)
先行研究から分かるスカリゲルのminima理論の要点は以下の3点にまとめることができます。
- 実体には、それを構成する最小の小部分(particula)がある。
- それぞれの実体のminimaは固有の大きさを持つ。例えば四元素なら、土、水、空気、火の順に小さくなる。
- 物体の密度はminimaの結合の仕方によって決定される。