2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

地図

古代世界の地図を作っている、タルバートという人の話を聞いてきました。今日扱ったのは12世紀ごろにドイツあたり(確か南部かな)で写されたと思われる古地図です(オリジナルがいつできたかはよくわからない)。 ウェブ上にきれいな写真があります。→http:…

図書館

図書館にあると書いてある本が、ないことがあります。こういうのことがせっかく遠くまで出向いて行った図書館で起こると痛い…。

ネットカフェで集団結核 川崎市、13人が感染

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000146-kyodo-soci ネットカフェに長時間いるときは注意した方がいいのかも。。。閉じられていて空調が悪く、しかも同じ人間たちが長時間に渡って同居している公共の空間というのはネットカフェくらいしかちょ…

パソコン

なんだかパソコンから「ジー」と不気味な音がします。

靖国神社

朝起きたら今日参拝するというニュースが。靖国神社というのは、日本が19世紀の後半から20世紀の半ばにかけておこなった戦争行為を、例えばアジア解放のための戦争として正当化し、戦闘で死亡した兵士たちを英霊としてまつっています。つまり、日本が行った…

A級戦犯

靖国の問題を論じるとかなりの確率でここに行き着きます。中国や韓国が首相の参拝に抗議している最大の理由は、靖国神社に東条英機元首相らが英霊として顕彰されているからです。日本以外の国家にとっては、彼らはアジア諸国を中心に多くの犠牲を生んだ戦争…

フィロロギカ

明日は慶応大学で行われているフィロロギカという研究会に顔を出したいと思います。お世話になっている人が発表をするからです。別に世話になっているだけなら発表を聞きに行くこともないのですが、その人は(古典学をやっている人にしては珍しく)古代以降…

イラク国民投票

どうやら承認されたようですし、賛成票も有効投票数の過半数を超える見通しです。はやく武装勢力による攻撃が収束するといいのですが、なかなかそうもいかないのでしょうか。そういえば議会選挙の後も、これで収まるのではないかという観測が流れたにも関わ…

野ブタ。をプロデュース

という番組を見ました。最近のテレビドラマは、かなりどぎついというか、刺激的な内容が多いようですが、これは普通の番組です。 とはいえ、ジャニーズ事務所のタレントに「大してかわいくもないやつをかわいいと思わせるのがプロデュースだ」なんて台詞をい…

バターフィールド

バターフィールドという歴史家がいます。ケンブリッジ大学の教員だったのですが、近代科学の誕生 上 (講談社学術文庫 288)作者: ハーバート・バターフィールド,渡辺正雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1978/11メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブ…

勉強会

久しぶりにメンバーで集まって勉強会。とても楽しかったです。いろいろ反省する点もありますが。やっぱり研究というのはたとえ人文科学であっても共同作業ですね。

報道ステーション

村上氏が出演していたので、別にこの問題に取り立てて興味があるわけではないのですが見ていました。 村上氏に関してはうさんくさい人なのかな、と勝手に偏見を持っていたのですが、話していることには筋が通っています。 TBSという会社は、もう株式を上場せ…

株の買収のニュースについて、小泉首相が「わからんのだ。わからんのだ」と繰り返していました。どうやら本当にわからんらしくずいぶん実感がこもっていました。

履修届提出

忘れないように...。→違うキャンパスの授業で今日は出せませんでした。期限は20日までなので忘れないようにしないと。。。

恋の技法

オウィディウスというローマの詩人に『恋の技法』という作品があります。全3巻からなり、1巻と2巻では男の人がどうやって女の人をゲットするか、3巻では女の人がどうやって男の人をゲットするかが歌われています。 これの第1巻の375行目以下で「夫のいる女性…

Nihil esse in intellectu quod non fuerit prius in sensu.「それ以前に感覚になかった何ものも知性のうちにはない」

http://www.swif.uniba.it/lei/foldop/foldoc.cgi?nihil+est+in+intellectu+quod+non+prius+fuerit+in+sensu によれば、この格言、ガッサンディの経験主義の中心的テーゼであったらしいです。ガッサンディはこの考えから、最終的には距離を置くようになるん…

Negotiating With Genocide

最近あまり話題になっていませんが、スーダンの問題です。南部の指導者が死んで泥沼化するかと思いきやなんとか持っている、というのが現状のようです。 こういう箇所にアメリカやNATO(アメリカも入ってますけど)が軍を送るべきかどうかは大変難しい問題で…

セネカ

Bickel, Ernst Senecas Briefe 58 und 65 - Das Antiochus-Posidonius-Problem Rheinisches Museum fur Philologie.103(1) 1-20 1960 (ISSN:0035449X)という論文を読みました。内容的には、セネカの二つの手紙の中に現れるプラトンとアリストテレスの学…

戦後

id:kamo_negitoroさんが昨日の日記で、電車の中で中学生の女性たちが「戦後」という言葉を使っているのを聞いて、その使われ方に驚いたと書いています。その人たちは年配の英語教師について「戦後って感じだよね」と評していたそうです。 この女性たちの頭の…

国会

佐藤ゆかり氏と片山さつき氏の質問はかなりまともでした。片山氏はまったく能力のない人かと思っていましたが(選挙中の遊説はひどかった)、僕が間違っていたようです。でももう少し見ている人にいい印象を与えるような質問の仕方をするべきだとは思います…

国民投票法案

国民投票法案の制定に向けた議論が進んでいます。思うのですが、護憲勢力はこの法案をもっと早い時期に作っておくべきだったのではないでしょうか。この法案の重要な点は、投票前のメディア規制をどうするか、という点ですが、この点に関して自民党はかなり…

ドイツ

いつまでたっても首相が決まらないっていうのは。。。

ギリシア哲学

アリストテレスの『形而上学』購読の授業に出ているのですが、(いつものことですけど)話されている内容がよく分かりません。今日はプラトンの『テアイテトス』という対話篇と、アリストテレスの実体という概念が話題になっていたのですが、最初のプラトン…

また図書館

今日から図書館が夜の10時まで開館するようになります。最近は図書館に住んでいる感じなので、開館時間が学期時間標準に戻ってくれると大変嬉しいです。しかも今年から洋書のコーナーも10時まで使えるようになっていたのですね、今の今まで知らずに8時に退散…

アルベルトゥス・マグヌス

アルベルトゥス・マグヌスというスコラ学者(トマス・アクィナスの先生)の本を読んでいたら、ストア派の創始者のソクラテスという記述が出てきました。その先にはストア派のプラトンも登場しています。中世でキケローが読まれていたかが気になっていたので…

授業

やっぱり大学がはじまると火曜日はつらいです。つまり水曜日の授業の負担が重いわけですが。。。しかしどうしていつまでたってもラテン語作文は…(ぶつぶつ)。

図書館・続き

そういえば僕が使っている大学図書館、オックスフォード古典叢書(Oxford Classical Texts)も入れてくれなくなったのです。こちらから注文しなければなりません。100年くらい(言いすぎ?)は使えて、しかも一冊5000円も出せば買えるものばかりなのに。金持…

研究

今日はコピーをとつぜんはじめてしまってあまり進みませんでした。tonitru(雷)という単数対格中性形は、プリニウスのとある写本の読みでしか古代では確認されないということを学びました。。。 研究書を借りる話。 僕が通っている大学はいろいろなところに…

旭屋書店

東京の渋谷(僕はいちおう東京都民だったりします、選挙権ないけど)にあった旭屋書店って閉店してしまったんですね。確かに他にいくつか本屋さんがあるなかで、旭屋書店は品揃えがなんとなく中途半端で使いにくかったです。文庫を買うにせよ、雑誌を買うに…

ペトロニウス 断片28番(ミュラー184ページ)

Primus in orbe deos fecit timor: ardua coelo Fulmina cum caderent, discussaque moenia flammis, Atquew ictu flagraret Athos: Mox Phoebus ad ortus, Lustrata deiectus humo: Lunaeque senectus, Et reparatus honos: Hinc signa effusa per orbem, E…