2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「ということになるのだろう」、というよりも国は何としてもここで救済を止めたいのだと思います。予防接種経由の感染(注射器の使いまわし)にまで救済の手を広げることだけは避けたいと官僚は考えているはず。 薬害に関する今回の救済案にしても、カルテな…
「解釈と有用性 - アリストテレス『気象論』4巻に対するルネサンス註解の伝統」 Craig Edwin Martin, "Interpretation and Utility: The Renaissance Commentary Tradition on Aristotle's Meteorologica IV" (Ph.D. diss., Harvard University, 2002). Intr…
「粒子論的錬金術とアリストテレス『気象論』の伝統 - ダニエル・ゼンネルトを特に考慮して」 William R. Newman, "Corpuscular Alchemy and the Tradition of Aristotle's Meteorology, with Special Reference to Daniel Sennert," International Studies …
友人の修士論文。「そして」が多用されています。本文80ページ弱の中で合計109回使われていますね。 「そして」をつかうとなんとなく前後の内容がつながった気になるので、論理の流れを気にしないで文章を書くことができます。そうすることで読み手の負担を…
先行研究が整理されている箇所を読みました(9-19)。第3巻の後半を扱った部分(235-67)と合わせて、とりあえず必要な部分は読んだことになります。 整理の中では、Donini の論点を簡潔にまとめてくれていて助かりました。Gauly の記述から推測するに、『自…
Jula Wildberger, Seneca und die Stoa: Der Platz des Menschen in der Welt (Berlin: de Gruyter, 2006). Seneca Und Die Stoa: Der Platz Des Menschen in Der Welt (Untersuchungen Zur Antiken Literatur Und Geschichte)作者: Jula Wildberger発売日: …
古代神学―十五-十八世紀のキリスト教プラトン主義研究 (ヴァールブルクコレクション)作者: D・P・ウォーカー,榎本武文出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1994/03/01メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見る 「古代神学」という語で…
「セネカと倫理的悪の問題」 Harry Hine, "Seneca, and the Problem of Moral Evil," in Ethics and Rhetoric: Classical Essays for Donald Russell on his Seventy-Fifth Birthday, eds. Dorren Innes et al. (Oxford: Clarendon, 1995), 93-106. 悪がこの…
Gauly による『自然論集』の研究書はなかなか面白いです。これは要チェック。 『セネカの「自然論集」 - ローマ帝政期の自然哲学』 Bardo Maria Gauly, Senecas Naturales quaestiones: Naturphilosophie für die römische Kaiserzeit (Munich: Beck, 2004).…
John M. Dillon and A. A. Long (eds.), The Question of "Eclecticism": Studies in Later Greek Philosophy (Berkeley: University of California Press, 1988). 折衷主義的として軽んじられがちな紀元前1世紀から紀元後2世紀までの哲学の再評価を目指す論…
P. Domini and G. G. Gianotti (eds.), Modelli filosofici e letterari: Lucrezio, Orazio, Seneca (Bologna: Pitagora Editrice, 1979) を注文した書店から在庫切れを伝えるメールが届きました。困った…。Gorillaで頼めますけど郵送料が10,653円というのは…
「Jonesの犬」と英語で書くとき、みなさんは Jones' dog と書きますか。それとも Jones's dog と書きますか。 一つの文章の中で一貫している限りは、双方とも正しい用法と言えるようです。私は中学校で Jones's dog と覚えたので、今でもそちらの書き方をし…
カルダーノのコスモス―ルネサンスの占星術師作者: アンソニー・グラフトン,榎本恵美子,山本啓二出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/12/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (13件) を見る グラフトンのカルダーノ論の日本語…
主に自然哲学の分野での影響史を扱ったものを集めていきたいと思っています。(建設中、情報募集中→mitakaryo@yahoo.co.jp) Klaus-Dieter Nothdurft, Studien zum Einfluss Senecas auf die Philosophie und Theologie des zwölften Jahrhunderts (Leiden: …
今日は人の修士論文を読んでいます。→結局深夜まで議論することになりました。残された時間は少ないものの、これから序文と結論を組み立てて行くための方向性は見出せたと思います。 調査段階は別にして、調査したことの意味を明確に出す段階では、他人と議…
間違って携帯電話に登録していたアドレス帳の全データを削除してしまいました。どこをどう間違ったらそんなことをしでかすのか自分でも不思議です…。 そんなこともありましたけど、明日からはまたいつもの仕事です。
TBSテレビでローマの歴史を扱う番組が放映されていました。人物評価や歴史の変遷の意味づけに関しては、塩野七生氏の著作に依存していました。エンディングのスタッフロールでも氏の著作が挙げられていましたし。
ようやく第4部まで。