宗教的情操の涵養について追記

 宗教的情操の涵養について系統的に調べた先行研究があることが分かりました。

  • 山口 和孝   「国際国家日本」ナショナリズムの道徳構造――天皇イデオロギーと宗教的情操教育登場の社会的背景 教育.39(6)  78-90  1989  (ISSN:03869938)
  • 山口 和孝   「宗教的情操」教育の概念と史的展開 季刊科学と思想.35  520-535  1980  (ISSN:02877384)
  • 山口 和孝   文部省訓令第十二号(1899年)と「宗教的情操教育ノ涵養ニ関スル」文部次官通牒(1935年)の歴史的意義について 教育研究 国際基督教大学学報 1-A.22  41-69  1979  (ISSN:04523318)

 1989年に出された臨教審の答申を批判するための分析に焦点が当てられており、宗教的情操という考えが歴史的にたどった過程については検証されていません。

 更に次のような論考があることがわかりました。

  • 貝塚 茂樹   占領期における「宗教的情操」教育論議についての検討――教育刷新委員会の論議とCIEの認識を軸として 戦後教育史研究.14  17-30  2000  (ISSN:09164502)
  • 高橋 陽一   宗教的情操の涵養に関する文部次官通牒をめぐって――吉田熊次の批判と関与を軸として 武蔵野美術大学研究紀要.29  27-36  1998  (ISSN:02886030)
  • 広田 佳彦   教育と「宗教的情操」――近代日本における「天の意識」の検討を中心に 教育学科研究年報.24  11-17  1998  (ISSN:02889153)