ケプラーと文献学

  • アリストテレスの読者、そして翻訳者としてのケプラー」 Jardane, Nicholas and Alain Segonds, "Kepler as Reader and Translator of Aristotle", in Constance Blackwell and Sachiko Kusukawa (edd.), Philosophy in the Sixteenth and Seventeenth Centuries: Conversations with Aristotle (Aldershot, 1999), 206-233.
    • id:Freitagさんに送っていただきました。ありがとうございます。グラフトンがJHIに載せた論文の姉妹編といった感じです。ケプラーの文献学的な営みは、世界に隠されている元型を探求する試みであり、この点で天文学と同じ目標を有していたということが論じられます。鍵となるのはアリストテレスの(ケプラーからすれば)誤ったピュタゴラス主義の解釈をどう訂正するかということになります。ここで文献学の手法が世界の神秘を解明するために利用されるというわけです。