アグリッパ、『オカルト哲学について』
De Occulta Philosophia Libri Tres (Studies in the History of Christian Thought, Vol.48)
- 作者: Heinrich Cornelius Agrippa Von Nettesheim,V. Perrone Compagni
- 出版社/メーカー: Brill Academic Pub
- 発売日: 1992/10/01
- メディア: ハードカバー
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一連の京極堂作品にも名前が登場するアグリッパの『オカルト哲学について』です。確かあそこでは『隠秘哲学』と訳されていた気が。
種子概念について述べられている部分を調べましたけど、id:Freitagさんが論じている以上のものは出てきませんでした。重要な個所はすべて取り上げられていますね。さすが。
もう一つ調べたのは、三位一体について論じた部分です(3巻8章、418-22頁)。異教の賢者たちが三位一体を予見するような見解を表明していたと論じられています。ステウコと合わせてアグリッパについても、論文で少し触れてもいいかもしれません。