『西洋古典学研究』57

 雑誌『西洋古典学研究』の最新号が出たので、気になる研究文献を抜き書きしておきます。

  • 岩田圭一、「現実態としての魂」、『立正大学文学部研究紀要』、24号、2008年、1-25頁。
  • 金澤修、「二元論の系譜 - プルタルコスにおける悪、もしくは或る流れをめぐって」、『哲学誌(東京都立大学哲学会』、50巻、2008年、145-166頁。
  • 坂井建雄他、「ガレノス『骨について初学者のために』 - ギリシャ語原典からの翻訳と考察」、『日本医史学雑誌』、53号、2007年、353-421頁。
  • 土屋睦廣、「ガレノスとアスクレピオス」、『地中海研究所紀要』、6号、2008年、33-43頁。
  • 堀江聡、「イアンブリコス以前以後」、『パトリスティカ』、11号、2007年。

 収録されている書評としては、細井敦子氏によるリュシアスの新しいOCTに対するもの、日向太郎氏によるプロペルティウス第2巻の注釈に対するものが読み応えがありました。