ベーコン研究その17

 イントロを書きました.うまくかけた気はまったくしないのですけど,まずはこれで人に見てもらいましょう.どうせいつもの友人に「にくさん何を言っているか全然わからないです!序文は全部書き換えてください!!」といわれるのが落ちでしょうし.

 序文を書くためにリーズ以前にベーコンの物質論を扱ったものをまとめて読みましたけど,本当に精気論の部分をみんな華麗に無視しているのですね.この状況にリーズが精気論を大々的に取り上げることで70年代に風穴を開けました.でもなぜかその後はリーズを引き継ぐ研究が現れず,近年Gemelliやマンソの研究がもう一度原子論の側面に光を当てることで,ようやくベーコンの物質論に再び関心が集まりはじめているという状況です.ただおそらく本当に新しい研究が現れはじめるのはマンソがスペイン語で書いた本が英語で出されてからでしょうね.