新刊 水野『イメージの地層』

イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-

イメージの地層 -ルネサンスの図像文化における奇跡・分身・予言-

奇跡像、蠟人形、幻視 …… 近代の「芸術」からはこぼれ落ちる、「迷信」 に満ちたイメージの力を無視することなく、人々がそこに残した痕跡や文化の記憶が織りなす複雑な地層を、図像・文書の丹念な解読によって辿りなおし、ルネサンスの多元性を蘇らせた 「イメージの歴史人類学」 の試み。

 なんと920ページの大著です。これはルネサンス研究者必携でしょう。近いうちに手に入れようと思います。