科学史研究 第49巻 No. 253 2010年

 『科学史研究』の最新号が届きました。今回は力作揃いの充実した内容です!

論文

科学史入門

シンポジウム

  • 実験装置をめぐる歴史研究
    • 18世紀の実験的流体抵抗研究における実験装置の役割 中澤聡
    • 計測装置としての風洞と寸法効果論争 橋本毅彦
    • 第一高等学校旧蔵化学・工学機器類 資料としての利用の試み 岡本拓司
    • 第三高等学校由来の物理実験機器と科学史 永平幸雄
    • 走査型トンネル顕微鏡の受容とSi(111)7x7再配列構造の観察 山口まり
  • 戦後日本科学技術の社会史における世紀転換期
    • 「秩序破壊期」の構造分析 原子力政策などを事例として 吉岡斉
    • 世紀転換期日本の経済と産業技術 後藤邦夫
    • 科学技術分野への多様な人々の参加 ジェンダー視点で見る排除と包摂の歴史 桑原雅子
    • 世紀転換期日本の科学技術と社会の見方 「ベスト・エフォート」を手がかりに 綾部広則

紹介

    • 矢島道子、『化石の記憶 古生物学の歴史をさかのぼる』 石川洋
    • クリストファー・ウォーカー(山本啓二、川和田晶子訳)『望遠鏡以前の天文学 古代からケプラーまで』 猪野修治