応答

イタリア語の予習をやっている間にもいろいろ貴重なコメントを残していただいたようで感謝です。みなさんぼくみたいに暇ではないというのに…。

恥ずかしがらず&変なプライドを持たずに誰にでも平気で質問するというのも大事なスキルだと思うので、ぜひ遠慮せず!

>Hさん
 はじめまして。いや、そういってもらえると本当に救われます。本当にトンチンカンなことばかり書いているようで。。。みなさんが見捨てないで応答してくださるのが何より励みになります。でもアリストテレス注釈家と中世のアリストテレス受容史が話題で応答してもらえるというのはよくよく考えると信じがたい話です…。

Lovejoyさん

nikuさん,本当の問題は(「テキストの冒険」が調べ終わった)そこからですよ☆ 

 その通りですね☆。この段階で喜んでいる場合ではないです。もう☆マークも含めて同意です。

>グンディッサリヌス ヨハネス・ブリュンド サルシェルのアルフレッド

私の中では,この人たちはAristotelesよりも先に Avicennaの霊魂論を受容した人たちという位置づけとなっていました.以前から言及しているHasseや,Avicennaを超えた系譜ということだと、Richard Dales, The Problem of the Rational Soul in the Thirteenth Centuryなどを見られることをオススメします.

 なるほど。アリストテレスだけでなく、アヴィケンナの霊魂論をみないといけないわけですね。アヴィケンナの霊魂論ってLiber de anima とかいうやつですよね。Verbekeによるすんばらしいイントロがついているとの噂ですが…。手にとってすらいないというか入手する予定さえなかったのですけど(涙)。
 ところでCHLMPを見る限りでは、グルディッサリヌスやヨハネス・ブリュンドは、知性問題の文脈でまとめられていますよね。紹介されているDalesの本もrational soulとあるからには、知性問題を扱った本だと思います。
 いや哲学史の勉強をするとき、この知性問題をこれまでずっと避けてきたのですけど、もうそうはいかないみたいですね。そもそもどういう問題なのかという点から(つまり『霊魂論』本体に戻って)、勉強してみたいと思います。魂とは「可能的に生命を有する自然的事物の形相である」とかいわれるとそれだけでなつかしの琵琶湖あたりまで逃走したくなるのですけど…。
 実はこの演習を口実にして、ナルディを取り寄せています。シンプリキオスを使って何かレポートを書けないかなと妄想しまして。でもLovejoyさんが示唆する方向に突入すると、ばりばりの12−13世紀ですねぇ。たしかにグンディッサリヌスあたりだとテキストの入手は簡単です。