2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

エピクロス、ガッサンディ

English Epicures and Stoics: Ancient Legacies in Early Stuart Culture (Massachusetts Studies in Early Modern Culture)作者: Reid Barbour出版社/メーカー: Univ of Massachusetts Pr発売日: 1998/12/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1…

『事物の本性について』1. 159-214

なぜなら、もし無からものが生じてしまうのなら、すべてのものからすべての種族が生まれることができ、種はまったく必要なくなってしまうのだ。まず海からは人間が、大地からはウロコのある種族が生じることができ、鳥たちが空で孵化することができるように…

中世哲学

中世哲学を学ぶ人のために作者: 中川純男,加藤雅人出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (13件) を見るがすでに出たようです。前に9月上旬発売と書いてしまいましたが、訂正します(汗)…

科学哲学

科学哲学 (文庫クセジュ)作者: ドミニックルクール,Dominique Lecourt,沢崎壮宏,三宅岳史,竹中利彦出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (35件) を見るが出るようです。ウラゲツ☆ブログ…

The Epicurean Tradition

The Epicurean Tradition作者: Howard Jones出版社/メーカー: Routledge発売日: 1989/10/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 読み終わりました。ええ、これよく書けてますよ。エピクロス本人から、ローマ、キリスト教…

Walking the Wrong Way

http://www.nytimes.com/2005/08/21/opinion/21sun1.html たまには政治的なことも、ということで今日のニューヨークタイムズの社説です。 9月11日に「フリーダム・ウォーク」という行事が企画され、ホワイトハウスがこれを推進しているようです。 行進はペン…

エピクロスの伝統

The Epicurean Tradition作者: Howard Jones出版社/メーカー: Routledge発売日: 1989/10/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るを読みはじめました。目次は Preface 1 MAN FOR A SEASON 2 SCHOOL IN THE GARDEN 3 THE IN…

『シルウァエ』 II. 7. 24-35

(続き) Felix heu nimis et beata tellus, quae pronos Hyperionis meatus 25 summis Oceani vides in undis stridoremque rotae cadentis audis; quae Tritonide fertilis Athenas unctis, Baetica, provocas trapetis: Lucanum potes imputare terris! 3…

歴史学とポストモダン

The Postmodern History Reader (Routledge Readers in History)作者: Keith Jenkins出版社/メーカー: Routledge発売日: 1997/07/10メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るを注文しました(中古ですけど)。いわゆる「歴史学におけるポ…

読み応えのアルブログ

とある読み応えのあるブログを見つけて、読みふけってしまいました。面白いブログも中にはあるんですね(と面白くないブログの管理人が書いている)。

おべっか

上で書いたキケローのおべっかはこんな感じ。 Nullius tantum flumen est ingeni, nullius dicendi aut scribendi tanta vis, tanta copia, quae non dicam exornare, sed enarrare, C. Caesar, res tuas gestas possit. 「マルケッルス弾劾」4節 ガイウス・…

『キケロー弁論集』

キケロー弁論集 (岩波文庫)作者: キケロー,小川正広,谷栄一郎,山沢孝至出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/19メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る発売日だったので早速買ってきました。訳文をぱらぱらめくったのですが、…

哲学の四分社化

ところで、「日本の哲学は四分社化されている」と友達に言われました。つまり、英米、ドイツ、フランス、ギリシアの四つです*1。 ほんとですね。とほうもなく乱暴なとらえ方ですが、大筋ではそういってしまっていいんじゃないかと思います。いや、うまい言い…

アルベルトゥス・マグヌス

アルベルトゥス・マグヌスの研究をしている人の発表を聞きました。テーマは『精気と呼吸について』というアルベルトゥスの論考です。 アルベルトゥス・マグヌス(1200頃‐1280)というのは、トマス・アクィナスという人の師匠にあたる人で、自然哲学について…

四分社化

例によって枕詞です。 この前国会で廃案になった郵政民営化法案は、民営化したあと、郵便事業を四分社化するというものでした。 具体的には、郵便、郵貯、保険、窓口サービスの四つを分けるというものです。

『シルウァエ』 II. 7

なんだか寝つきが悪いので、スタティウスの詩をもう一つ訳しはじめました。この詩はスタティウスが、ルーカーヌスという先輩詩人の未亡人に宛ててつくったものです。 ルーカーヌスとは誰か、とかいろいろ重要な話はあるのですが、今はそういう話はとりあえず…

ホテル・ルワンダ

アカデミー賞にノミネートされた『ホテル・ルワンダ』という映画が、日本で配給先が見つからず、未公開になりかけだそうです。 公開のための署名活動が行われています。ウェブでも署名はできるので、興味のある方はどうぞ。http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/…

「眠り」

…という枕詞を置いて、スタティウスの「眠り」という小品の翻訳を載せます。 スタティウスというのはナポリ出身の詩人で、50年ごろから96年ごろまで生きたといわれています。 作品には『テーバイス』『アキレウス』『シルウァエ』があります。今回訳した「眠…

眠い。。。

今日は朝から(というか昼から)ずっと眠いです。目覚ましガムを食べても眠いです。

グイン・サーガ

最新刊買って来ました。ヤーンの朝 (グイン・サーガ(103) ハヤカワ文庫 JA(807))作者: 栗本薫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (73件) を見る

『中世哲学を学ぶために』

中川純男・加藤雅人 編 『中世哲学を学ぶ人のために』 世界思想社, 2005.ええ、ついに出ますね。絶対に買います。すべての(日本語を母語とする)哲学研究者必携と言い切りたいです(気持ち的には…)。→http://sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=…

ヘレニズム哲学

ヘレニズム哲学―ストア派、エピクロス派、懐疑派作者: A.A.ロング,Anthony A. Long,金山弥平出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2003/06/01メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (16件) を見る いまさらなんですけどね…。

アウシュビッツ

今日の23時から、NHKでアウシュビッツ(1) 大量虐殺への道という番組が放映されます。 僕は個人的に、今の日本でのホロコーストの言及のされ方はどうかな?と思っているので*1見てみたいと思います。番組概要→http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0816_2.html→見ま…

アウソニウス 婚礼のつぎはぎ歌 

詩人アウソニウスの『婚礼のつぎはぎ歌』という作品です。とりあえず手元にある本で、この歌についての解説がありましたので、それを引用しておきます。 アウソニウスの悪戯心が如実に示された作品『婚礼継ぎ接ぎ歌』(Cento nuptialis)は、ウェルギリウス…

The Picture of Dorian Gray

The Picture of Dorian Gray (Penguin Classics)作者: Oscar Wilde,Robert Mighall出版社/メーカー: Penguin Classics発売日: 2003/02/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見るを読み始めました。題して『ドリ…

ルクレティウス

200行ほど。しかし、オスカー・ワイルドはキーワードにあるのにルクレティウスがないなんてどうかしてますよね(ぶつぶつ)。

NHKスペシャル

今日のNHKスペシャル「戦後60年 靖国問題を考える」はよく出来ていたと思います。後半の討論はなんだかな、という感じでしたけど。 番組では、戦後、靖国神社には誰がどのように合祀されてきたのか、なぜ、A級戦犯が合祀されることになったのか、などを当…

ルクレティウス

キケローがあんまりにも進まないので、目先を買えてちょっとルクレティウスの『事物の本性について』を読んでいます。ウェルギリウスとはまた違った感じの韻文です。目標は200行。

トゥキュディデス:プラトン=バッハ:ベートーベン?

先日紹介したThe Greek Particles作者: John Dewar Denniston出版社/メーカー: Hackett Pub Co Inc発売日: 1996/11/01メディア: ハードカバー クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見るを読んでいると、 ...a page of Thucydides bears somewhat the …

くじら構文

英語を勉強したときに、「くじら構文」というものをやったことを覚えている人もいるかと思います(僕は忘れてましたけど)。具体的には A whale is no more a fish than a horse is. という文章のことをいうそうです。日本語にすると「くじらが魚でないのは…